新規事業創出プログラム「アウトレ.」現地レポートpart.9

こんにちは!「アウトレ.」広報です。

第2フェーズもいよいよ中盤。皆さん、新規事業の創出に向けて着々と準備を進めているようです!

悩んだり迷ったりしたときは、いつでも気軽にメンタリングを受けてくださいね!

「これでいいのかな?不安になってきた……」
「なんだかうまくいかない……原因はなんだろう?」
「上司を説得するためのプレゼンの練習をしたい!」

などなど、どんなことでもOKです!

仲間の意見も取り入れつつ、自信を持って新規事業に向き合いましょう!

メンタリングの様子

さて、今回の講座は「デザイン思考」。うーん、なかなか理解し難い言葉ですね……?

どのような内容だったのか、さっそく振り返っていきましょう!

デザイン思考の鍵は「反復」と「顧客中心」!

「デザイン思考」の話に入る前に、まず「PMF」について学びました。

「PMF」とは、Product Market Fitの略。
商品やサービスが、市場に受け入れられたかを調査することを指します。

第1フェーズでは、顧客にヒアリングをした結果、その課題を特定することを経験しました。
第2フェーズではさらに、その課題を自分たちはどのように解決できるかについて学びを深めていきます。

今回学ぶ「デザイン思考」は、いわばその流れを示したフレームワークのようなもの。

顧客の課題にフォーカスし、明確にする。
そのためのアイデアを出し、場合によっては試作品を作り、顧客でテストする。
そのフィードバックをもって、再度顧客の課題を検討する。

その流れを繰り返してPMFを見つけていくのですね。

鳥羽’s Check!

一度設定した顧客の課題と解決策が、必ずしも市場に受け入れられるとは限りません。
そこで、僕から皆さんに送りたいのがこの言葉。

「解決策に恋をするな、課題に恋をしろ」です。

解決策に惚れ込むあまり、もともとの課題を見失ってしまったり、顧客の課題からずれていってしまったりすることがあります。

デザイン思考の基本は、「反復」×「顧客中心」であること。

そして顧客にとっての「バーニングニーズ(今すぐ消したい、燃え上がっている課題)」はなにかを見つけることです。

いつでも顧客に立ち返る余裕を持ちたいですね!

「ジョブ理論」はインタビューが肝!

続いて講師の先生から提示されたのは「ジョブ理論」という考え方。

こちらは簡単にいうと、「顧客が達成したい進捗(ジョブ)に対して提供するサービスはなにか」を考えること。

「世の中には、顧客が達成したいジョブに対して提供しているサービスがいくつかありますが、どんなものが思い浮かびますか?」という質問に、受講者からはさまざまな意見があがりました。

【ジョブ】【サービス】
忙しいので厳選されたニュースだけを見たい。News Pics、Yahoo!ニュースなど
働くために子どもを安心なところへ預けたい。保育園、託児所、エプロンママなど
熱いお湯を沸かさずに飲みたい。ウォーターサーバーなど
会話の内容を漏らさず記録したい。文字起こしアプリなど

こうした「ジョブ」は、顧客(ジョブパフォーマー)の目線になることでそのサービスを生み出すきっかけになります。

以下のような文章に当てはめて考えてみましょう。

  • When                (このような場面、このような状況のとき)
  • I want to              (私はこういうことをしたい)
  • So I can               (だから私はこうなりたい)

1つのジョブを深掘りしていくことで、解決方法も明確になってきます。
そして、この「ジョブ理論」を行うには、一人で悶々と想像しているだけではいけません。

実際に「When」の立場の人にインタビューをすることが大切です!

ただし、聞くのはあくまで「現状把握」。決して「ソリューションの提示」はしてはいけません。

 例)
× 「こういうものがあったらいいと思いませんか?」
×「こうなったらうれしいですよね?」
×「こういうサービスはどう思いますか?」

↓

⚪︎「現在、⚫︎⚫︎をするときどのような行動をとっていますか?」
⚪︎「こうなるためには何が必要ですか?(こうなるためには何が悩みですか?)」 
⚪︎「あなたの課題を解決するサービスに、いくらお金を出せますか?」

最初は少し難しいかもしれませんが、現場調査をするように尋ねていきましょう!
先入観なく、顧客が抱える課題のみを深掘りしていくことができ、正しい解決へと導けるはずです。

鳥羽’s Check!

机の上でうなっていても始まりません。市場に出て、どんどん顧客のニーズを調査しに出かけましょう!

顧客が本当に欲しいものや、解決したい課題(バーニングニーズ)は、顧客の声からわかることです。
顧客のニーズは、顧客に聞く!
根源にあるモチベーションや欲求、望んでいる理想や結果などを見つけましょう。

そしてヒアリングをすることで、自分たちが想定しているブロダクトやサービスが本当に世の中に必要とされているかがわかります。

1人でも多くの顧客と出会えるよう、頑張ってくださいね!

今日の研修もお疲れ様でした!

「デザイン思考」や「ジョブ理論」、「バーニングニーズ」など、新規事業創出のために必要なワードをたくさん学びましたね。

また、【解決策に恋するな、課題に恋しろ!】【顧客のニーズは顧客に聞け!】という数々の名言も生まれ、とても活気のある講座でした。
この言葉を頭に留めながら、新規事業を進めていきましょうね!

次回の講座は「財務」。
新規事業の実現可能性を数字面からも検証します!

次回の講座もお楽しみに。
新規事業創出なら、アウトレ.!

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