新規事業創出プログラム「アウトレ.」現地レポートpart.4

こんにちは!「アウトレ.」広報です。

3日間のオリエンテーションを終え、ほっとしたのも束の間。

新規事業創出への道は始まったばかりです!

今回のワークは「ヒアリング」。どんな内容を学ぶことができるのでしょうか?

早速ご紹介していきますね!

人により異なる「事実」と「解釈」

今回講師をしていただいたのは、村瀬敬さん。人と人との円滑なコミュニケーションのための講座や、
企業向けにコーチング・チームビルディングなども行っています。

「みなさん、こんにちは〜!気軽に『むらっちゃん』って呼んでくださいね!
ヒアリングは、顧客のニーズを聞き取るためだけではなく、チーム内のコミュニケーションも円滑にします。
今日がワークが中心になるので、楽しみながら挑戦してみてください!」

と、村瀬さん。
受講生の表情も明るく、なごやかなムードで講座が進んでいきました。

村瀬’s CHECK!

この日の講座の目的と目標について整理します!

目的:新規事業創出のためのヒアリング力UP

目標:事実と解釈を聴き分ける・話し分ける

新たに事業を誕生させるには、顧客(または自社)の困り事を正確に認識し、そこに対してどのようなサービス・製品でアプローチするのかが明確でなくてはなりません。

そのための練習を、ワーク中心で進めていきます!

まず、村瀬さんから出されたのは、1枚の絵画の画像。
作者や、絵に関するヒントを与えられない状態で鑑賞し、それぞれの発見や感想、疑問などを話し合う「対話型鑑賞法」を実施します。
正解がない絵を通してそれぞれの意見を伝え、聴き合い、作品理解を深めていきます。

数分間の鑑賞後、気づいた点をそれぞれ言い合います。

「波が飛沫をあげているので、どこかへ船旅に出かけるところかな?と思いました」
「女性の手がケープの下に隠れていて、赤ちゃんを隠して抱いている。見つかりたくない理由があるのかも?」
「厚手のコートや帽子を身に纏っています。高級な身分の人なのかなあ」

など、お互いの考えに「そんな見方もあったのか!」と思わずうなってしまうほど。


今度は一枚の写真でも同じことを行いました。
このときの決まりは「事実」と、そこから感じた「解釈」を分けて考えること。
先ほどよりも情報量が少ないこともあって、大きく解釈が分かれました。
目に見えているものは同じなのに、解釈が違う。
村瀬さん、これってどういうことなのでしょうか?

村瀬’s CHECK!

「対話型鑑賞法」を用いて学んでほしかった点は、大きく2つです。

・「人はほとんど思い込み(解釈)で会話している」ということを、体感を通して気づくこと
・「同じものを見ていても、捉える箇所やまた感じる印象は、人によって異なる」ということを体感を通して気づくこと

どちらも概念としては日頃からわかっていることだと思いますが、体感を通して意識して捉え、且つ日頃のコミュニケーションを再認識してもらうのが狙いです。
各自体感からの意識・課題感を持った状態でワークをすることで、学びがより深まると考えています。

顧客に対しても同じで、ヒアリングで得た顧客の「ニーズ/リクエスト」が、顧客の思い込みで形成されたものではなく、ちゃんと事実(=主に過去の出来事)をベースに形成されているのか?がわかるようになります。

新規事業に欠かせない「ヒアリング」

午前中のワークで、「事実」と「解釈」の捉え方は人によってかなり異なるということがわかりました。

この発想は、新規事業創出の際にも大いに役立ちます。
なぜなら、自分や相手が抱える問題を正しく洗い出すためには、まずはしっかり「事実」を拾い上げ「解釈」と聞き分けることが大切であり、そこから問題を解決するための方法を考えていくからです。

午後になり、いよいよ本題。ヒアリングの実践に入ります。
ヒアリングのポイントは「なぜ」「どうして」をなるべく使わずに聞くこと。
例えば、「人材育成に悩んでいる」という困り事を持つ人に「それはなぜですか?」と原因を聞くのではなく、
「そのとき、部下には何をさせていましたか?」
「指導するときなんと声をかけていましたか?」
「いつ、どのようなタイミングで声をかけていましたか?」
「その指導は社内の誰がおこなっていましたか?その人は社内でなんの役職ですか?」
というように、【When いつ】【What なに】【Who 誰】【Where どこ】の4つを主に使って聞くのがポイントです。

これが、わかっていても難しい!
ついつい「なぜそう思ったのですか?」や「どうしてでしょうか?」と聞いてしまいたくなるんです。

しかし、ここで「なぜ人材育成がうまくいかないのですか?」と聞いてしまうと、
「多分、上司の褒め方に問題があるんじゃないかな……」「教育できる人手が足りないからかな……」など、話し手の「解釈」で答えが返ってきてしまいます。

そうならないためにも、事実を示す【When いつ】【What なに】【Who 誰】【Where どこ】の4つのキーワードをうまく使って質問を繰り返し、客観的に問題点を掴むことが大切なのです。

簡単そうに見えてなかなか難しいワークでしたが、受講生の皆さんはお互いに対話を深めながら学び合っていました。
このテクニックを早速活かして、どんどん顧客にヒアリングを実践してもらいたいですね!
顧客に対してはもちろん、自社の課題解決にも役立ちます。
もしかしたら、これまであなたの会社の会議で行われていた解決策のない議論は、「事実」ではなく「解釈」がベースになっていたかもしれませんよ。

村瀬’s CHECK!

今日のワークを通じて、

・「人はほとんど思い込み(解釈)で会話している」ということ
・「同じものを見ていても、捉える箇所やまた感じる印象は、人によって異なる」ということ

そして
・質問の仕方、および質問で答えが変わること

を学んでいただけたら嬉しいです。

あくまでも私の考えですが、日常の対話では「解釈/思い込み・固定概念」がほとんど。
適切な質問を繰り返し、確認し、第3者に伝えても揺るがないことがわかって初めて「事実」と言えるのかなと思います。

この日の体験を忘れることなく、自分のためにも、相手・関係者・チームのためにも実践でトライし続けてほしいです!

次回の講座は、「ビジネス思考力」。
ちょっと難しそうなタイトルですが、考えれば考えるほど楽しくなっていくワークです。

大丈夫!みんなで学べば楽しくリテラシーが身につきますよ。

それでは、次回の配信もお楽しみに。
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