こんにちは!「アウトレ.」広報です。
早いもので、第2フェーズも中盤に差し掛かりました。
受講生の皆さんも、これまでの学びをしっかり自分のなかに落とし込みながら、着実に新規事業創出への道を歩んでいます。
「アウトレ.」のいいところは、こうした講座での学びに加え、
独自に開発したウェブアプリで進捗確認ができることにあります。
新規事業創出までの道のりの、今どの段階にいるのか、今はどんな課題に取り組まなくてはならないのかなどを、
まるでゲームをしているような感覚で確かめながら進めていくことができるんですよ。
今回のテーマ「財務」も、もちろんアプリに搭載済み。
まずは講座の中身をこの記事で振り返っていきましょう!
「数字」は全てを表す!資金繰りも新規事業の大事な課題
今回講師を務めていただいたのは、公認会計士の岩本一良さん。財務や会計に関するエキスパートです。
その知見やこれまでの豊富な経験を活かし、さまざまな業種の企業に助言なども行っていらっしゃいます。
「財務や会計は、事業の運営だけでなく会社としての行く末を決める、大事なファクトです。
数字を読み解くのが難しいと感じる人も多いと思いますが、慣れれば簡単ですよ!」
そんな岩本さんから提示された一言。
それはずばり、「Cash is King」!
どんなに素晴らしい事業でも、お金がないと滞ってしまいます。
この事業の準備にいくら必要なのか?いつまでに必要なのか?誰から(どこから)、どのようにして調達するのか?
それらを明確にして、資金繰りの心配をすることなく事業を進めていきましょう!
まずは、改めて基礎的な知識から学習。
「資産」や「負債」「資本」などの言葉の意味や、貸借対照表や損益計算表の見方を、図やイラストを用いながら説明していただきました。
実在する企業の収支決算書をもとに、この企業はどこに収入の柱があるのか、支出や負債に特徴は見られるかなどを、思い思いに話し合いました。
このような財務・会計書類は、もしかしたら普段目にすることがあまりない人もいるかもしれません。
見慣れているはずの会社経営者や自営業者にとっても、じっくり見ているうちに、「あれ?」という違和感を覚えることもあります。
自分たちの事業を立ち上げるのに、どのくらいお金が必要なのか。根拠をもとに、まずは仮でいいので決めていきましょう。
進めながら修正していくことももちろん大事です。
数字に強くなって、「勝てる」新規事業を目指しましょう!
「数字」は「武器」としても使う!
事業において「数字」は、ただ売上や支出の増減を見るためだけのものではありません。
実は「武器」としても大きな役割を持つのです。
上司にプロジェクトの説明をするときも、数字をベースに話せば大きな根拠になります。
銀行などに融資を受ける際にも、数字に基づいた説得材料が必要ですね。
数字を「読む」ことができるようになったら、今度は数字を効果的に「使う」ことを心がけましょう。
また、商品の価格決めも大事なポイントです。
岩本さんは以下の4つの方法が一般的だと話してくれました。
- PMS分析……価格に関する特定の質問から、「最高価格」「妥協価格」「理想価格」「下限価格」の4つを割り出し、価格を決める方法
- コスト積み上げ法……価値を作り出すためのコストを積み上げて算出する方法
- 競合価格……他社の価格を参考にし、さまざまな背景を考慮したうえで自社の価格を決める方法
- 売り上げ目標からの逆算……「売上目標=目標客数×目標単価」の式で算出する方法
扱う商品やサービスによって、適した価格決定方法は異なります。
自社の新規事業はどのように価格を決めるのが一番いいでしょうか?
話し合いながら、それぞれの違いや特徴について学びました。
そしていよいよ最後のワーク。
自社の新規事業の資金繰り表を実際に作ってみました!
提供する資金繰り表に各チームの必要経費などを入れて、キャッシュアウトがいつなのか、どのくらいの資金が必要なのかを判断します。
数字をベースにすると、どこに余裕や無理が生じているかが一目でわかりますね!
いかがでしたか?
資金繰りや収支バランス、価格決めなど、お金に関するノウハウを1日でしっかりと学ぶことができたのではないでしょうか。
数字のいいところは、無理がないかどうかを実際に行動を起こす前に知ることができる点。
何度でも書き換えながら、さまざまな条件下で数字と向き合ってみてくださいね。
次回の研修は「プレゼンテーション」。
どんなにいいアイデアや事業でも、相手に伝わるようにプレゼンテーションができなくては意味がありません。
次回も業界のスペシャリストをお招きして、「アウトレ.」だけの特別講座を実施していきますよ!
お楽しみにしていてくださいね!
新規事業創出なら、「アウトレ.」!