こんにちは!「アウトレ.」広報から2回目の現地レポートをお届けします。
今回の記事は、前回に引き続きオリエンテーション2日目の様子。
初日でたっぷりマインドセットをされた受講生たちが、いよいよ実際の顧客ターゲットに向けてヒアリングを開始します!
悪戦苦闘しながらも、懸命にワークをこなすみなさんの様子をしっかりレポートしていきますね!
新規事業のカギは「リアルな声」にあり!
2023年2月8日。オリエンテーション2日目のこの日も、一人も欠けることなく同じ場所に仲間が集まりました。
今日は、前日にVPC(バリュープロポジションキャンパス)で想定した顧客に電話や面談をし、プロダクトについてのヒアリングを行う日です。
自分たちが提供したいサービスは需要があるのか?聞くことでわかる問題点は?
ヒアリングの結果の「リアルな声」には、新規事業へのさまざまなヒントが散りばめられています。
ヒアリングは、顧客へのインタビューを通じて自分のバイアスを取り除き、顧客に刺さるビジネスモデルを構築していくための作業です。
アウトレの新規事業創出は、自分たちのやりたいことを事業としてカタチにしていきます。そのため社内起業家の皆さんの想いがとても強く、顧客の課題について仮説を立てようとすると想いや経験がバイアスとして入ってしまうことがあります。また、失敗を恐れるあまり顧客を絞り込むことができず、あれもこれもとビジネスモデルに盛り込んでしまいがちです。
「顧客がお金を払ってでも解決したい課題はなんなのか」。そのことだけに集中するための手段として、ヒアリングは重要な作業です。
「ターゲット層が少し曖昧なんだけど……どう思う?」
「僕の知人で、あなたの顧客になりそうな人いるよ!」
「顧客の課題を、このように設定するのはどう?」
など、行き詰まったときは「アウトレ.」の心強い仲間の存在が支えになってくれます。
もちろん、講師陣もメンタリングしますよ!
新たな気づきと新たな学びがあふれる空間で、みなさんそれぞれに時間を費やしていました。
ヒアリングの方法はいろいろ。オンラインや電話はもちろん、外に出かけるのもOKです!
ヒアリングについて、最初は少し抵抗もあったようですが、講座が終わる頃にはすっかり慣れてきた様子でした。
「ピッチ」と「刺さる資料作り」のコツも学習
顧客へのヒアリングと並行して、鳥羽から「ピッチ」と「刺さる資料作り」についての説明がありました。
「ピッチ」とは、短い時間・簡潔な言葉で相手に提案を伝えること。よく聞く「プレゼンテーション」は、特定の顧客に向けて行われることを指しますが、「ピッチ」は初めて会う相手や不特定多数の人、その分野に興味・知識がない人に向けて行われることを指します。
共感しやすいことや内容がわかりやすいこと、簡潔であることが求められます。
そんな大切な「ピッチ」において重要なのが、「刺さる資料作り」。
商品名はわかりやすく。課題も明確に。解決策の提示と、市場の検討も忘れずに。
戦略は?他社における優位性は?チームのメンバーは?
さまざまな要素をわかりやすく詰め込んだ、効果的な資料の作り方をレクチャーしていきます。
……で、一体なぜ今こんなことを学んでいるのかというと。
実は翌日に、投資家に向けて彼らの提供するプロダクトをピッチすることになっているからなのです!!
持ち時間は1チーム10分。5分でピッチを行い、その後の5分でQ&Aが行われます。
鳥羽がにこやかに、
「今から数時間後、みなさんはここで投資家の皆さんにピッチをしているってことですね。楽しみですね^^」
と言ったときの、みなさんの表情……。
「ひえー!不安で仕方ないです……」
「早速資料作りに取り掛からないと!時間がない!」
「顧客へのヒアリングがまだ終わっていないです〜(泣)」
などの声が聞かれ、さまざまな不安を抱えているようでした。
それもそうですよね。誰だって、経験がないことには不安を覚えるものです。
けれど、新規事業を創出するためには、その不安もつきもの。
知識を身につけ、自信を持ち、仲間と一緒に、頑張って乗り越えていきましょう!
いよいよ、明日に迫った最終日。
みなさんの発表の行方はいかに!
次回のレポートも、お楽しみに!
ピッチの目的は、相手に対して自分たちの意思を伝え、目的達成のために相手に動いていただくこと。
それはアウトレが大切にしている「顧客」と「提供価値」の一致そのものです。顧客を集めたり、投資を募ったり、仲間を募集したり……。全てはピッチから始まることです。
つまり、誰に向かって行い、相手に何をして欲しいのか。それらを明確にし、資料の作成を行うのが鉄則です。
何事も経験です!ヒアリングもピッチも資料作りも、最初からうまくできる人はいません。
アウトレメンバーがしっかりサポートしますので、投資家の皆さんを頷かせるような有意義なピッチを目指しましょう!
新規事業創出なら、アウトレ!
TEXT:光田さやか